Connection of MC & FPMI.
- [2/17]
10:30に打ち合わせを行った後作業を開始。コンプレッサーの調子が悪く リークに時間がかかった。ステアリングブロックをMC1真空槽に設置し、
MC透過光がinlineのnearのターゲットに当たるところまで進んだ。 手前のステアリングミラーのyaw調整つまみが支柱に当たってしまうという
問題があったが、直前の偏光板を平行にずらす事で解決した。明日は nearのターゲットまでをもう少し追い込んでからエンドまで通す予定。
ただしモードマッチングがだいぶずれているようなので若干の不安がある。
- [2/18]
10:30より作業を開始。NM1においたアイリスとnearのターゲットを通るように ステアリングブロックを調整していったが調整可能範囲を超えたためブロック
にシムをかますなどを試みた。しかし各地点でのビーム高さ等を確認した所、 MC透過光やテレスコープの水平からのずれをステアリングブロックで吸収する
には無理がある事がわかった。このためテレスコープを光軸からはずし、ステ アリングブロックを調整範囲の中心に戻した上で出射光をNM1においたアイリス
とnearのターゲットを通すようにした。この調整により光軸はブレッドボード から約22cmの高さに設定された。このためテレスコープを約1cmこれまでより
高くする必要が生じ、支点のブロックにスペーサーを挟んだ。テレスコープを 入れた後も再びNM1においたアイリスとnearのターゲットを通るところまで進ん
だが西エンドのターゲットでは光を確認できなかった。結局これ以上はMCを ロックしないとスポットが暗くてよく分からないためMC出射部にゲートバルブ
を設置しMC系を排気する事にした。
- [2/19]
午前中にRMクリーンブース及びMC透過光用光学台を移動しゲートバルブを設置 した。ただしMC出射光がゲートバルブの窓にかかっていたので午後にゲート
バルブを少しずらした。MC系を排気しMCをロックして西エンドまでのアライ メントを試みたがスポットは見つからなかった。まだMC出射光がゲートバルブ
の窓にかかりぎみなのでいったんMC系をリークしゲートバルブを傾けて設置し 直した。再度西エンドまでのアライメントを試みたがやはり見つからなかった
ただし吊られているテレスコープをずらすとスポットが通る事がわかった。 そこで次回(23日夕)はRM真空槽を開けてテレスコープを調整する予定である。
- [2/23]
夕方よりRM真空槽を開けてテレスコープを調整した。その結果ついに西エンド まで光を通すことができた(祝)。10Wにした場合でもスポットのずれはわずか
であった。RM真空槽を閉めゲートバルブと接続し排気を開始した。ところが 排気の過程でスポットが再び失われ、SBを調整しても西エンドではスポットを
見つけられず南エンドでのみ確認できた。明日対応を検討する予定。
- [2/24]
SBの調整でビームスポットを上方に移動させることにより西、南の両エンドで スポットを確認できた。MC-RM間のゲートバルブ開閉によるスポットの移動は
ほとんどない。真空度がまだ10-6mbar台であったので腕の調整は 明日にする。
- [2/25]
午後にNM1とアームダクトの間のゲートバルブを開けアームキャビティーのアラ イメントを行った。ロックはできなかったが共振は確認できたのでいったんMC系
をリークしsymmetric port用のステアリングミラーをMC1に設置した。再びMC系 を排気。あとはsymmetric
portの光学系を組み直せばひとまず合体の作業は終了 である。