TAMA 運営委員会
2001年11月15日改訂
TAMA データを用いた共同研究に関するガイドライン
本文は共同研究における TAMA データの取り扱いを規定する。
特に TAMA グループ研究者以外の共同研究者と、TAMA DATA を
用いた研究を始めるための手続きについて記述する。
本文は以下の 1, 2, 3 項からなる。
1. 本文で取り扱いを記述する TAMA データとは、運営委員会にて
重力波観測と認められた実験において取得された下記のデータ
とする。
(1-1) 干渉計型重力波検出器 TAMA300 からの出力データである
各種の信号またはその派生データ
(1-2) 時刻情報、真空、温度履歴などの環境データ
2. 共同研究において取り扱いを申請することが出来るデータは
別途運営委員会にて定める。
3. TAMA グループメンバー以外の者が TAMA データを解析したい
場合、次の(3-1)、(3-2)に記す手続きを行うこと。その提案が
認められた場合、後述の(3-3)、(3-4)で課された限定された
目的のために、TAMA データを解析することが可能である。
(3-1) TAMA データの解析を希望する者は、下記の研究代表者宛に
別途定める様式に従って研究申請書を提出しなければ
ならない。TAMA 運営委員会はこれを審査し、その内容が
妥当であると認めた場合、次の(2)に示す手続きを行う。
妥当であると認められない場合はこれを拒否することが
できる。
(3-2) 研究申請書を受け入れた場合、TAMA グループと共同
研究者との間で、申請された研究に関する覚書を作成する。
覚書が申請者と運営委員会の双方で了解された時点で
共同研究を開始する。
(3-3) 本項による共同研究では、データの解析やそれに準ずる
取扱いは、覚書に記された範囲に限定する。
(3-4) 本項による研究の成果の学術的会合等における発表、
論文投稿やあらゆる公表は、共同研究者と TAMA の両者の
名前で行う。内容や公表の是非は双方によって検討され、
双方の了解を必要とする。
TAMA 研究代表者
古在 由秀
連絡先:
〒181-8588
東京都三鷹市大沢 2-21-1
国立天文台
電話:
0422-34-3626